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住宅金融支援機構(住宅金融公庫)のステップローン返済が厳しい

住宅金融支援機構(住宅金融公庫)のステップローン返済が厳しい
家を購入する際には、ほとんどの場合、銀行や金融機関とローン契約を結んで融資を受けます。返済計画はローン商品ごとに異なり、それぞれの経済状況などに合った返済方法を選ぶことができます。その中で、ステップローンでローンを組んだという方もいるのではないでしょうか。当初は人気のあったステップローンですが、現在はそのステップローン返済で苦しんでいる方が増加しています。

頭金ゼロ、ゆとり期間……当時人気を呼んだステップローンとは?

ステップローンとは、住宅金融支援機構(当時の住宅金融公庫)が1992年から2000年にかけて取り扱っていたローン商品です。「ゆとりローン、ゆとり返済」とも呼ばれるステップローンは、住宅の購入から5年間の「ゆとり期間」は少ない返済額で済み、6年目以降は段階的に返済額が上がっていきます。頭金不要でマイホームが購入でき、月々の返済額も少ないため、若い世代を中心に人気を呼び、多くの方がステップローンを利用してマイホームを購入しました。

バブルが崩壊する以前は、安定した終身雇用制度を採用している会社が多く、年功序列で定期的に昇給していく仕組みとなっていました。ステップローンはこうした終身雇用制度と定期昇給制度を前提とし、年齢とともに収入が増加することを想定した返済計画を持つローン商品です。しかし実際には、ステップローンが開始されたときには既にバブルは崩壊し、不景気のまっただ中。そのまま景気が回復することなく、賃金は増えるどころか、横ばい・下降傾向で、多くの会社でボーナスが削減されてしまっています。結果、ステップローンを組んだ多くの方が6年目や11年目で返済額が増加したローンを支払えず、破綻状態に陥ってしまいました。

6年目、11年目から返済が苦しくなる住宅ローンを解決しよう

6年目、11年目から返済が苦しくなる住宅ローンを解決しよう
6年目、11年目から返済が苦しくなる住宅ローンを解決しよう
ステップローンは、返済額の少ない「ゆとり期間」がある分、返済期間が長かったり、ゆとり期間終了後に返済額が大きく増加したり、返済が苦しくなる可能性の高いローンとなっています。返済開始時より月々の返済額が2倍以上に急増したというケースも少なくありません。また、購入時より不動産の価値が大きく下がり、家の現在の価格とローン残高に大きな差が出てしまい、家を売ろうにも売れずに八方塞がりの状況に陥ってしまっている方も多くいらっしゃいます。そういった方の中には、住宅ローンを支払いきれずに滞納してしまい、家を差し押さえられて競売にかけられた上に多くの債務を抱えてしまったという方もいます。

こうした事態を避けるためにも、住宅ローンにお悩みの方はぜひ一度私たち行政書士にご相談ください。当事務所では、豊富な知識と経験により、お客様に最適な方法をご提案させていただきます。たとえば、市場価格より低い価格で売られてしまう競売ではなく、適正価格で家を売却し、住宅ローンを大きく圧縮できる任意売却を選択することも可能です。そうした適切な債務整理によって、永遠に続くかと思われた住宅ローン地獄から解放されるのです。
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